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デンマークのスウェーデン人

ネーベルホルン、オンドレイネペラ、フィンランディア、JGP、フランスマスターズ、JOにCaOI、各種ブロック大会、さらにFOI放送など、怒涛のスケオタ週間で皆様お疲れ様です。
オンタイムのストリーミングとテレビ放送以外はまだ見れてないものが多いけど、見ても見ても終わらない数の動画に疲れちゃったのでちょっと休憩して、ASに掲載されたストリード&ヨハンソン両コーチのインタビューが素敵だったので日本語化しました。しばらくやってないと集中できなくて目が滑るね…

デンマークのソチオリンピック出場は結局無理だったけど、埼玉ワールドにはほぼ間違いなく彼らは来るだろうから楽しみだ!国旗買っとかなきゃ!

追記:読み間違いに気付いて訂正しましたorz
誤・サイコセラピスト(psychotherapist)
正・理学療法士(physiotherapist)


今年の始め、ザグレブでの欧州選手権で教え子アニータ・マドセンのフリープログラムへの熱狂的な応援がカメラに捉えられてから、一夜にして彼らはYouTubeの人気者となった。
カッレ・ストリードとマーティン・ヨハンソンはどちらもスウェーデン出身だが、故郷を離れ西の隣国デンマークへコーチをしにやってきたのだ。筆者は午後遅くにコペンハーゲンスケートクラブを訪れ、二人がなぜデンマークで仕事をするようになったか話を聞いた。そこでわかったことは、まあ予想通りではあるが、彼らは競技会でフェンス際にいるときと同様に普段の練習日も熱狂的だったのだ。



- どうしてコーチとしてコンビを組むことになったんですか?

カッレ:
あー、それはマーティンが超イケメンだからさ!(笑)
いや本当は、共に練習していた12〜13歳のころから既に一緒にコーチをやろうと話していた。コーチとしてユーロやワールドに出ようぜって冗談言ってたんだよ!15年も前にね。
僕はマーティンより引退が遅かったけど、コーチと振付師の仕事も並行して行っていた。引退したその日からフルタイムのコーチを始めたよ。マーティンは最初別のことをしてたよね?

マーティン:
そう、僕は18歳で競技を引退して、ハイスクールを卒業したら軍に入ったから、2〜3年間はごくたまにしか氷に触れることがなかったよ。
Trollhättanにある母親のスケートクラブでコーチを始めた。競技会でThomas Öberg(レールムスケートクラブのヘッドコーチ)に会ったら、自分の代わりにレールムでコーチをやらないかと持ちかけられて、2年そこで働いた。コペンハーゲンに来てもう4年になる。カッレはそれより1年早く来てたね。

カッレ:
クングスバッカに2年いて、先代のクラブ代表者の娘さんを振り付けていた時、もうコペンハーゲンからオファーをもらっていたけど、僕はヨーテボリ大学の学生だったからクングスバッカにいるのがちょうどよかったんだよね。で、(当時の)ガールフレンドがコペンハーゲン大学に進学したのに合わせてここに来た。自然な流れだった。


- マーティンと合流したのはいつ?

カッレ:
ここでは本当にうまく行って、クラブの成績は毎シーズン良くなっていた。急にトップコーチが一人じゃ足りなくなってもう一人必要になったのでクラブに相談したら乗り気で、僕が新しいコーチを選んでいいと言ってくれた。もちろん僕は誰が必要かなんてわかってたから、マーティンに電話してぜひ来るべきだと言った。彼も最初は疑問があったし、レールムクラブは彼を手放すのに難色を示したけどね。最終的には説得できた。君が後悔してなきゃいいけど。

マーティン:
全然、後悔なんかしてないさ!
ここでのコーチ業が、僕がいたころのスウェーデンと大きく違うところは、スケーター達のためにコーチが最大限できることをしてあげられる環境があることだ。その頃のスウェーデンでは氷上練習の時間が週に6時間しかなくて、1日に6時間練習を続けさせてあげられない状態でどう指導すればいいんだろうか?って。
ここでは日に4〜8時間、週に7日オンアイスの時間が持てる。エリートスケーター達のコンディションを最大限に保つためにすべきことはだいたいやることができる。スウェーデンではこうはいかない、と言ってしまってもいいだろうね、スケートと氷の取り合いになるアイスホッケーが一番人気である限りは。

カッレ:
MalmöやLinköpingのように、地域にリンクが多くスケートクラブが多すぎないおかげでオンアイスの時間が充分とれて良い状態のクラブもある。そりゃデンマークにおいてもホッケーはスケート以上に氷上練習の時間を必要としているけど、いま僕たちが教えているスケーター達のための時間にはさほど支障が出ることはない。(この最後がわかりにくくてあやふやですすみません)


- 何グループぐらいを教えているんですか?

カッレ:
クラブのメンバーは200人以上、マーティンと僕が教えているのはさまざまな年齢の子40人ぐらい。他にBクラスを教えているコーチ達もいて、僕らが時々そのセッションに参加することもあるけど、コーチたちを指導することが多い。あと週1で大人の初心者グループと、1ルッツができるぐらいの中高年グループを見ている。15人ほどで、中には元スケーターで今も二回転が跳べるような人もいるよ。彼らは楽しみで滑ってるので、こちらも肩の力を抜いて指導ができる。


- お二人はどのようにコーチ業を分担していますか?

マーティン:
95%の時間は一緒にいるよね。

カッレ:
でも、例えば僕ら同様にほぼ一緒に指導を行っているKristina HelgessonとRegina Olsson(共にヴィクトリア・ヘルゲソンのコーチ)とはちょっと違うかな。マーティンが僕よりも得意な範囲があるし、逆もまた然りで。


- どういう範囲で?

カッレ:
僕はマーティンは技術面のコーチとして素晴らしい、デンマークいちだと思う。細かい技術に対し独自の視点を持っていて、全てのことに気がつくんだ。おちびさん達に僕が滑りを仕込んだら、マーティンが引き継いでシングルジャンプとアクセルをとっても上手に教えてくれて、次に僕がダブルジャンプをさせて、トリプルは一緒になって教える。

マーティン:
…で、カッレは僕の100倍ぐらい音楽的センスを持っている。お互いに補い合うことができて、何でも恐れずに話し合える。だからこんなに近くで一緒に仕事ができるんじゃないかな。もし共同でやってなかったら、または指導を競い合ってたら、うまく行きっこない。それに僕はカッレが作るようないいプログラムの3分の1も作れやしないね。

カッレ:
こんなに長い間お互いをよく知ってとても親しくなれた。面子を気にするようなことはないんだ、例えばあるスケーターに選んだ曲を、どちらかが合わないと感じたらちゃんと話し合える。また同じ考えに至ることもある。この子に3サルコウを教えるにはどうすればいいか?とかね。僕らの基礎は同じだけど、人に3回転を跳ばせるにあたってはそれ以外のことを想定しなきゃいけない。いつだって議論を交わすよ。朝でも夜でも電話してさ。

マーティン:
でもそれがいい!二人とも目標は高くて、でき得るベストな方法を探るべくアイデアと可能性について論じ合うのが好きなんだ。
人の体はみんな同じじゃない…速く回ることができる人とそうでない人、高く跳べる人跳べない人などがいるんだから、それぞれ違う技術が必要だ。コーチとしては、他所の技術も受け入れようとしているし他のスケーターも観察している。例えばロシア選手、日本選手・カナダ選手はみんな素晴らしいジャンプを跳ぶけど技術的にはずいぶん違うよね。

カッレ:
まあ、もし自分がミーシンコーチで、ロシアに200万人いるスケーター達の上位8人を選べるとしたら、そりゃ自分のテクニックに合う子ばかりにするだろう。僕らのところにはいろんなタイプの子がいて、それぞれにどういう方法がベストなのか探ってる。200人の子供のうち飛び抜けて才能のある子を5人は見つけることができるだろうけど、もちろんそれ以上の人数を教えているわけで。


- いいコーチであるには何が必要と思いますか?

カッレ:
好奇心を持ち続ける!

マーティン:
競技会が好きであること。(ええ、それは皆さんの見たとおりですね)
…自分で滑ることも好きだけれど、競技会では教え子たちにより良い演技をして、最終的には一番になってほしい。

カッレ:
勝ちたいと思うことだね!


- 競技会で生徒がベストを尽くせるように準備することは何ですか?精神面も含めて。

マーティン:
そうだね、当日なら滑る前に誰が激励するべきか考えておくだけじゃないかな。

カッレ:
僕らはまだ若くて、そのせいかもしれないけど細かいことを取り上げて「君はこう考えなさい、こうしなさい」と言いたくはないんだ。僕らのメンタルトレーニングはそれまでの準備も含まれてる。「よく練習していた」「重要な大会の前に2日余分に休んでピークを本番に持ってこれた」とね。そしたらあとはもう後ろにもたれかかってゆったり演技を楽しむだけさ!
明らかに問題があると気づいた時はメンタルコーチの導入が必要だ。専門家が必要なほど重要なことだと思うけど、エリートレベルのスケーターにとってはの話だね。最近アニータにはメンタルコーチもついている。彼女には必要だったから、彼女にとってベストになるようにと。何度も言うけど、何がベストな方法なのかはそれぞれのスケーターによって全然違ってくる。


- もしかすると、自分の競技経験が比較的最近な若いコーチであることは有利なんじゃないでしょうか。

マーティン:
ええと、うんそうだね。特にハードな練習がスケーターに与える影響を理解するには良い。彼らがどれだけ練習していてそれがどれだけ疲れることかを直に知っている。みんなやるようにサボろうとしたこともあるし。

カッレ:
スケーターがサボるのは怠け者だからじゃなくてとても疲れるからだよ。でもコーチとしては、あともう30%は余計にやれるだろうし、ベストを引き出すために彼らの尻を蹴飛ばさなきゃいけない。


- オリンピックを控えた大事なシーズンですが、普段と違う準備をしていますか?

マーティン:
普段と違うのは、早めに準備を始めていることだね。ユストゥスは特にすごくて、例年より6週間早く競技会に出ている。

カッレ:
しかもオリンピック出場最後の6枠に入るために(結局それは叶いませんでしたが)2回目の競技会にピークを持ってこなきゃいけない。いつもは10月下旬か11月始めが初競技会になるんだけど。ユストゥスにとっては、こんなに早くシーズンを始めて世界選手権まで力が保てるかどうかも挑戦になるだろう。

マーティン:
幸運にもアニータはIFという強化プログラムで奨励金を得られたので、オリンピックまでの間普段以上の費用を使うことができる。あと、最近は理学療法士をつけるようになった。

カッレ:
僕らにとっても良いことだ。トレーニングや怪我についてはよく知っているけど、チームデンマークの理学療法士とアニータのメンタルコーチはもっとずっと詳しい。この二人の価値は金にも値するね。僕らがアニータの股関節のことを心配しなくても、理学療法士が全部知っていて対策してくれるので、そこはお任せしてトレーニングに集中できる。


- 最後の質問です。ザグレブでのアニータのフリーを積極的に応援する姿について、何か言われましたか?

カッレ:
ハハハ、そうだね、ザグレブでも帰国してからでもたくさんのコメントをスウェーデンとデンマーク両方から聞いたよ。しかも日本人の観客達がアニータの演技中僕らだけを撮影してYouTubeに投稿した動画まであるんだね。

私たちスケートファンは、大会中のマーティンとカッレの挙動だけじゃなく、彼らの優秀な生徒たちが目標に向かって行くさまを見届けるのを楽しみにしている。




子供のころ練習を共にして、将来はコーチとして世界レベルの選手を育てようぜと誓い合って、今それを実現しつつある、って何その映画化できそうないい話!とむやみに感動してしまった。この仲良しさんたちめ(意味不明)。
あと「もし自分がミーシンなら」って例えはちょっと面白かったです。ロシアほどの競技人口はなくとも、デンマークは比較的スケーターには恵まれた環境?きっと今はスウェーデンでもマーティンの知ってる頃とはだいぶ状況が違うんでしょうけど。こりゃアニータとユストゥス(まあ彼自身も輸入組だけど)の後輩でまたいい子が出てくるかもしれない、そしてリンクサイドで熱烈応援するコンビが見られるかもしれない。ていうか見たい。

それにしても、自分達のコーチ動画はニコ動だけの投稿にしといてよかった(笑)

テーマ : フィギュアスケート
ジャンル : スポーツ

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訳ありがとうございます。微笑ましいですねぇ(^^)
そういえば、デンマークは冬のスポーツがあまり強くはないらしく、『冬季スポーツに金をかけないで夏季スポーツに回すべき』という意見が多いというのを数年前に見かけたことがあります。
だんだん環境も変わってきてるんですかね。
ホッケーが盛んじゃないので、リンクの取り合いにならないという環境に関してはいいのかな?という風に思いました。
というか…日本人が2人を撮ってたってバレてたんですね…w
ぜひユストゥスやアニータちゃんが良い演技をして大喜びする2人が見たいです(^^)

Re: タイトルなし

>翠さん
ありがとうございます。素敵な記事で文章考えるのも楽しかったです(^-^)

> 『冬季スポーツに金をかけないで夏季スポーツに回すべき』という意見が多い
えー!せっかく寒いのにもったいない。冬季スポーツのためにもアニタとユストゥスはもっと注目されてほしいです。
とにかく埼玉ワールドのチケットはなんとしても取ってオペラグラスでコーチ達をガン見しなければ〜(違)
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はしるん

Author:はしるん
フィギュアスケート好きでゲーム好きの社会人です。twitterもやってます。

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2010/03月開設
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